Vodkaと筋子

先日ご近所の美しいマダムの「自家製イクラ」を頂きました。ニュージーランドではこの季節「生筋子」salmon roeが買えること、またその「自家製」の美味しさに、2倍の驚きでした。数日後、美しいマダムは新鮮なピッカピカの「筋子」を仕入れてきてくださいました。感謝!
イクラと酒さて、人生初の「イクラの仕込み」をすることにしました。調べると、必要な材料は「塩、醤油、日本酒」最大の難関は「筋子からイクラから外すこと」とか…。我が家には日本酒がなかったので、アロマスプレー用に購入しておいたVodkaで今回はチャレンジすることに。手間のかかる「外す」作業は、海水のような濃度の塩水に筋子を15分くらい漬け込んでから作業したところ、浸透圧の関係か、その時間は筋子二腹で20分弱で終了。これは鮮度の関係と運もあったのかもしれませんね。その後、イクラを洗う際にも塩水を使うと、イクラの膜が濁らずにすみました。仕上げは、ニュージーランド産のケルプを調味液に加えて「うま味」の相乗効果を楽しみます。
実は我が家では、この美しい食べる宝石「イクラ」を喜んで頂くのは、今のところ私だけ!コレステロールたっぷりのぴかぴか光るイクラを、オーストラリア産のコシヒカリにのせて頂きました。20年ぶり位に、新鮮ないくらを好きなだけ頂いて、幸せ~!今日は「ハレの食事」です。
色々な仕込み方があると思いますが、私はかなり途中の過程を端折っていますが、それなりに美味しく出来上がりました。自画自賛で失礼しました。
写真の黒い点は、ゴミではなくケルプです。
とても大雑把なイクラの仕込み方

材料

  • 新鮮な筋子
  • たまり醤油
  • 日本酒(今回はVodka)
  • 昆布(ケルプ)
  • ジップロック

作り方

  1. 海水位の塩分の塩水を作り、筋子を漬け込む。(15分以上)
  2. 煮きり酒(一度お酒を沸騰させる)をつくり、そこへたまり醤油とケルプを加える。(酒4対たまり醤油6)冷ます。
  3. 指の腹を使い、イクラをはずすし、塩水でイクラを洗いごみを取り、水気をきる。
  4. ジップロックにイクラと調味料を入れる。調味料の量はイクラが浸る位。
  5. 空気を抜いて、冷蔵庫で3~4時間寝かせる。

後は楽しく食べるだけ!生ものですので、取り扱いに注意して、新鮮なうちに頂きましょう。冷凍可能なビニール袋イクラを入れて重ならないように冷凍させます。ほぐれやすく(冷凍ベリーのように)使い勝手がよいです。